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教育・保育方針

宗教教育(カトリックの教え)

キリストの教えが教育理念

イエス・キリスト様の教えと聖書に基づいた人間観を幼児教育の柱としています。

お祈りを大切にします
さまざまな祈り、教会での神様のお話によって、強い心、正しい心を教えます。

◆祈りは神様と人、人と人の関係を保ちます。

◆祈りは目標や決心を成し遂げるため、大きな力になります。

◆病気や怪我、悲しみや困難の中にいる誰かのために祈るのは、子どもの中に思いやりの心を育てます。

悪を退け、善を行う心を育てます。

親切にする心、ゆるす心、謝る心、あきらめない心を育てます。

いじわる、うそ、いじめ、わがままは神様と人間を悲しませることです。

カトリックのさまざまなしるし
十字架は救い主イエス・キリストによる守りを表します。教会やカトリック幼稚園のいろいろな場所に十字架があります。

マリア像は母の愛を代表するしるしです。母親が子ども願いを母親に伝えるように、天のお母さまであるマリア様は、神様にわたしたちの願いを取り次いでくださるお方です。

聖歌
子どもに憶えやすい聖歌を歌います。聖歌は神様を賛美するお祈りです。

行事
聖母祭やクリスマスの「聖劇」など行事を通して、みんなささげるの祈りは、一致のために大切な行為です。
また日本の伝統や文化にも触れることができるよう七五三の祝福や、節分なども行います。 

モンテッソーリ教育(自立を目指す教育)

自由に選択する
自主的に行動できる積極的な人格を形成するためには、「お仕事」を自由に選ぶことが重要です。

整えられた教育環境と多くの教材や教具の中から、子どもが自由に選ぶことは、それが子どもに一番興味があり、また、子どもの成長の課題を満たす何かがあるからと考えられます。
繰り返し活動
子どもは興味があることに熱中し、自分が選んだものには、容易に持続的に関わることができます。子どもは「お仕事」を何度も繰り返します。そして何度やっても自分ができることを確認した時、自信が生じ、さらにもっと難しい「お仕事」に挑戦し、それを繰り返しながら自信を深めます。落ち着きが生じ、消極性が消え、物事や他人との関わりにおいても積極性が生じ、自分で自分を律することができる自立した人格が育っていきます。
集中
興味があることに人は没頭し、集中した「お仕事」を通して深い達成感、充実感、満足感を味わいます。

この年齢の子どもたちは興味ある「お仕事」に対して大人の想像を超えた深い集中を見せます。それは周囲の出来事に全く気付かぬほどです。その集中の中で、子どもたちは教材を比較したり、分類したり、集めたり、対応したりする等の知的・精神的活動を活発に行っています。この集中した「お仕事」の中で、子どもたちは「学び方」を学ぶのです。
 

個別活動(教材を自由に選ぶ)
「お仕事」
当幼稚園では、モンテッソーリの教育理念に基づき、子どもたちが自発的に学べるように、教室に日常生活の練習・感覚教育・言語教育・数教育・文化教育などの多様な教材・教具を調えています。 子どもたちは、各々の興味に従って教材を自由に選び出し、個別の活動を始めます。モンテッソーリ教育ではこれを「お仕事」と呼びます。 モンテッソーリ教育では、この自主的・主体的な個別活動を、もっとも大切にしています。この個別教育が子どもの個性をのばし、能力を開発し、心身の健全な教育と、豊かな人格形成に大きな役割を果たしているのです。
援助
教師は注意深く子どもを見守りながら、子どもの中に自然に備わっている成長発達を促す大きな力を大切にし、それに従って子どもが自ら成長していけるように手助けをします。外からいろいろ多くのことを教え込んだり、押し付けたりはしません。子どもが「お仕事」で行き詰ったり、壁にぶつかったりした時、子どもに代わって何かをしてやることではなく、やり方を示すことで、「自分ひとり」で解決できるよう援助します。

個別活動の種類(領域)

日常生活の練習
自分の身体を目的に向かって思い通りに動かせるようになることによって、自分の頭と身体を使いつつ、展開できる能力、自立の達成を目指します。
感 覚 教 育
精密な教具を通して、重い・軽い、長い・短い、大きい・小さい、太い・細い、冷たい・温かいやその漸次性を通して、感覚を洗練するとともに、知識の基礎を作ります。
言 語 教 育
教師による読み聞かせの時間や、日常の会話を通して、「話しことば」を内容的にも量的にも豊かになるように努めますが、さらに良く研究され、準備された教具を使った「お仕事」を通して、自由に表現できる能力を獲得します。
数 教 育
数学的法則を発見したり、「量」「数」「順序」「幾何」などの構造を発見し、展開していきます。また、子どもの様々な精神性が発達し、人格形成を行います。
文 化 教 育
文化を受容する力が旺盛なこの時期に、民族や社会の複雑な文化を身につける基本を養います。

縦割り保育について

本園のクラス編成は縦割りとなっています。満3,3,4,5歳児が同じ教室で生活を進めます。年長児をAさん、年中児をBさん、年少児をCさんと呼び、お互い尊敬しあいながら、子ども同士で助けあい、学び合っていきます。

 幼稚園での3年間は、環境から吸収する力が最も強い時期なので、この子ども同士の結びつきはとても重要です。子どもたちは縦割り保育で過ごす中で、

「過去の自分」 「現在の自分」 「未来の自分」

の姿を明確に知ることができます。“知る”ということで、お互いにとって、最も理解し合える存在となります。

 また教師の観点からでは、縦割りのクラス編成は、同年代の子どもの集団と比べると、一人ひとりの子どもの姿がよく見え、個性を大切に伸ばすための手がかりをたくさん見出すことが出来ます。2歳児は1クラスで運営し、少人数ですが、一人ひとりの成長に合わせた援助を行います。

卒園生の保護者から

カトリック鶴崎幼稚園では、朝のお祈りや、食前・食後のお祈り、降園前の終わりの祈りなど、生活の中に静かな気持ちで「祈る」時間があります。その祈りの中で子ども達は、いつの間にか感謝の心や、まわりの人をいたわる心、まちがった事をしたら、まごころをこめて「ごめんなさい」と言える心を感じ取っているようです。そんな毎日の中で子ども達は、体も心もせいいっぱい動かします。そして、喜びに満ちて家庭に帰ってくる子ども達を迎えるのは、私達保護者にとっても大きな喜びです。カトリック鶴崎幼稚園で経験したお祈りや、モンテッソーリ教育でのお仕事、先生方やお友達との豊かな心のつながりは、卒園した今でも目には見えない宝物となって子ども達の中に輝き、これからも成長していく上で、大きな支えとなっていくと思います。

 我が家の愛娘は、私たちの夫婦と兄2人に囲まれた家庭環境の中、私自身も仕事におわれ、なかなか娘と余裕をもって過ごすことがない幼児期でしたが、現在小学校5年生になり、学校から家に帰って、お腹が空くと、冷蔵庫を開け、在り合わせの材料で料理をつくる姿には、びっくりします。ある日、レトルト商品を娘に渡し「作ってくれる?」という私の言葉に、娘は、「私、きまったもの作るのは、好きじゃないの!!」…。モンテッソーリ教育を通して、自由に探索し、そこから自分で考えを切り開いていく力をつけたのでしょう。カトリックの精神から、心を学び、モンテッソーリ教育で生きる力を学び、家庭では躾を(これは反省ばかり…)、幼稚園には感謝ばかりです。 

保護者の皆様に

幼稚園の時期の子どもたちは“敏感期”といって、環境の中の小さな物事に対して吸収する力が最も強い段階にあります。どうかお子さんをじっくり見つめ、お子さんの喜びに共感して過ごしてください。お子さんが「嬉しい!!」と感じることは、生活の中にたくさんあります。ひとりで着替えができるようになる、ひとりでお箸が持てるようになる。生活の中のことを“自分ひとりでできるようになる”ことが、この時期の最高の喜びです。『大人と子どもは違う』ということを心において、お子さんが“ひとりでできるようになるため”にその手立てをしっかりと伝えていくことが、子どもを取り巻く私たち大人の役割であると思います。

生活面においての教育

ごあいさつ
コミュニケーションはよい人間関係を築くためにとても大切です。元気なごあいさつが自然とできる子どもを育てます。
食事
お箸やお茶碗の持ち方など様々な食事のマナーを身につけます。
トイレ・手洗い・うがい
手を洗うことは感染症の予防の第一歩です。かぜやインフルエンザを予防するためにも、手洗い、うがいの習慣を身に着けます。
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